序章
著作権はなぜ重要なのか?
印税云々以前に、著作権は表現の自由と結びついており、ある表現物を自分のものであると主張する権利として重要。
『自分の表現物を他人のものとして発表されてしまう事態が横行すれば、クリエイターたちは作品を発表するインセンティブを失ってしまうだろう。自分がいくらいいものを表現・創作しても、それが自分のものとして正当な評価を受けないのであれば、誰もがそれを倉庫の中にしまってしまっておくことになる。』
レッシグの問題意識
クリエイティブ・コモンズのプロジェクトでは、どうやったらインターネットを育んできた自由を維持できるか、そしてもっとクリエイティブなコンテンツをわれわれが得ることができるか、という点を問題意識にしている。
第一章 自由な文化に向けて
あらゆるクリエイティブな産業の収益のアーキテクチャが創造性とイノベーションをサポートする上で、知的財産権と著作権に依存している(p.13)。
そこの構造上の特徴として明らかな事実が一つある。それは、「著作権のシステムが特定の技術に依存する」ということだ(p.14)。このため、技術が変われば、法もそれにわせて変わる必要がある。
著作権の法を作る、もしくは改訂する上で重要な論点は「技術の文脈において議会や立法者が考えなければならなかったのは、どのような権利の組み合わせが、アーティストにクリエイトするインセンティブを最も与えるのか、新しい想像的作品を生み出す効率的な競争をアーティストの間で作り出すのか、アーティストとテクノロジストに新しいタイプの技術を作り出すインセンティブを与えて進化を促すのかということであった」。
クリエイティビティのコスト(著作権の解釈のされかた)
著作権は権利であるということ。そして、著作権とは一種の規制であり、クリエイティブなプロセスの規制である。